BOSS SD-1をLandgraff DODへ改造する(命名:SL-1)
製作動機
・SD-1とLandgraffはTS系と回路が似ている
・多分、誰もやった事無い(これが一番大きい)
・ハイゲインでも使いやすい「電子スイッチ」のエフェクタが欲しかった。というか作ってみたかった。
※注意
・以下の製作に関するデータは、文責のBiting Ratが自分で調べたものです。
・以下の記事の内容は、SD-1のメーカーであるBOSS社と一切関係ありませんし、Landgraff Dynamic OverDrive製作者のLandgraff氏とも一切関係ありません。

この記事を読んで、SD-1を改造して過失が発生した場合、その改造を行った者に責任が発生するとし、Biting Ratは一切責任を負う事は出来ませんのでお気をつけください。
またこの製作に関する質問は基本的に受け付けません。
(文章が分かりづらい!なんかの突っ込みは大歓迎です(笑))
もうトグルスイッチが付いてしまっていますが、
これをLandgraff化していきます。

詳細:
ジャンクSD-1、基板なし。
ポットなどは付属してます

ポットはノブの関係上、変えてしまうのですが(^-^;
使用する基板はこちら。

本当は基板も本物を使おうと思ってたんですが、
あっけなくもう一台の基板は普通に使えるので「もったいない」と使用を見送りました(笑)

ちなみに基板の作り方は、簡単に説明すると
1.基板の写真を撮る。
2.PCで編集し、原寸大の大きさにする
3.印刷して、その上からOHP用のシートをかぶせて、パターンをマジックで描く。
4.そのまま感光基板で感光し、エッチング

イラストレーターなんかのソフトは持ってないので、なんとも原始的ですね・・・(汗
実は、ハンダ面の写真も撮ったんですが・・・

SD-1が現在製品として販売中であることを考えて、
自主規制します・・・。
部品実装するとこんな感じです。
BOSS SD-1とLandgraff DODとの違いは
回路図からピックアップしました。

参考:
SD-1のレイアウト図
変更点のメモ

2つの回路図を見てみればわかりますが、ほとんどパーツは違います。一から作った方が早いですね(苦笑

この写真の左側は気にしないでください。(^-^;
ちなみにSD-1のままのレイアウトだと、
Landgraffにはある「抵抗:10k」がハンダ付け不可能なので、3番ピンの横のスペースと4番ピンの下のスペースに2つ穴を開けます。

その後抵抗をそれぞれ3,4番ピンとハンダ付けしてください。
追記:2006/10/08
回路図を見直して、勘違いしてた事に気が付く(- -;)

C4は10kに変更
3番ピンと4番ピンに追加するのは0.22uF NPです。

変更点のメモも修正済みです~。
これで全部パーツの実装は終わりです。

ちなみに
入出力のトランジスタ 2SC1815GR
オペアンプ NJM4558DD
FET 2SK30ATM-Y

にしました。
ダイオードクリップはこういった感じに固定。

ここはINPUTジャックの下ですね~。
両面テープで貼りましたが、外れるかもしれないのでホットボンドで固定しました。
ちょっとキツキツですが、頑張って配線します。

ポッドが変わってるのが見えるでしょうか?
まーた無意味にサイン・・・

This is not "BOSS SD-1" but "Landgraff Dynamic OverDrive"
MAKE A GREAT SOUND!!

と書いてあります。
実は、R6→0.22uFに変更するつもりでしたが、
前に作ったDODは「歪みすぎ」だったので、
積層メタライズドフィルムコンデンサ-の0.1uFに変更しました。

ちょうどこの下にジャックが来てしまうため、あまり大きなコンデンサは使えないです。
外見はこんな感じ。
角度を変えて・・・
小さな自己主張。

SD-1の前に"not"と入れました(笑)
整列。

左から、
現行品(MADE IN TAIWAN)
ジャンク品(日本製?)
今回の作品
製作終了ー(2006/10/06)